多賀城駅前で入浴支援活動を行っている、沖縄・第15旅団は本日で任務終了とのことです。
今迄ありがとうございました。
震災後の張り詰めた心が、このお風呂に入れてもらってどんなに安らいだことか。

市外に住む親戚の家へ、お風呂を借りに行ったこともあるのですが、津波で車が水没した我家は車で迎えに来てもらわなければなりませんでした。
それに家族全員が入るとなれば二往復させることになりますし、その時世間はガソリン不足ということもあり「遠慮」してしまいました。

その後、水道が復旧してからは「冷水」で洗髪し、水でタオルを濡らして体を拭いていました。
給湯器が津波でやられてしまったので、お湯が使えなかったのです。
まだ寒い時期だったので洗髪すると水が冷たくて手が痺れましたが、それでも「水が使える」ことに幸せを感じたりしていました。

そんな時に、多賀城駅前で第15旅団による入浴支援が始まりました。
でも、最初に行ったのは入浴支援が始まってから1週間後ですけどね、やっぱり「遠慮」がありましたから。
そんなこともあってか、隊員の方に「遠慮しなくていいんですよ、毎日来てください」と言われた時は、「グッ」とこみあげてくるものがありました。

このお風呂で、震災で張り詰めた心が癒されました。
ありがとうございました。
「にふぇーでーびる」、沖縄・第15旅団